これが原因か?
×はわるい
△はその中間
この記号を見るだけで○がいい〜!
×をつけられるのはイヤだ!
と、条件反射してしまいますよね。
この記号の意味が通じるのは日本だけなんだそうです。
そう言えば、アメリカやカナダの英語の先生は、
子どもの英語のワークブックには
○や×はしないで、
チェックしたあとはサインだけです。
評価はしませんね〜。
明治40年頃、その当時の文部省が
教育評価のやり方を学校に指導したそうなのですが、
「それ自体に良い悪いの意味を持たない
文字や記号で成績を評価しなさい」と定めて、
◎○△×などの記号が選ばれたようです 【事物起源研究家の松永英明さんより】
(他には「甲乙丙」「優良可」など)
本来はハッキリと「ダメ!」とは評価しないために
用いられた×なのですが、
社会で使われていくうちに否定的な意味がついてしまったようです。
明治時代の通信簿には×は使われていなかったとも言われているそうで、
○や×が定着したのは戦後と言われているのだとか。
(フリーマガジンR25、mixiのコラムより)
そこで私が思ったのは、
昔から学校の先生の言うことはよく聞くように言われたり、
年上の人の言うことは間違ってないとか、従うべきだとか、
何の根拠もないイイ加減なことを子どもに教えていたと思うのですが、
何でも、良いか悪いかで判断することが習慣付けられていくうちに
『人間の感情』まで
良いか悪いかで判断するようになったのかもしれないな〜と。
でも、「人の気持ちに良い悪いはない」ので、
これだけは子どもたちにはしっかりと教えてあげたいことです!
「劣等感を感じることは悪いこと」だから、
「もっともっとがんばって優越感を得ないといけない」
なんてことは、全くないのです。
刷り込まれると、
それが正しいと思い込んでしまうので、
判断力が鈍るところかもしれませんね。