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ジブンノミカタ keiblog11.exblog.jp

大切なメッセージ


by 美月(みづき)

「これで終わりにしてくれ!」

「NHKスペシャル」の再放送を見ました。

2日連続でたまたまテレビをつけた時間に放送されていて、

今夜は、最後の第三回の放送があります。
 
  2009年 9月 9日(水)
  放送時間:翌日午前0:10~翌日午前1:10(60分)


日本海軍 400時間の証言 第一回 開戦 海軍あって国家なし

日本海軍 400時間の証言 第二回 特攻 やましき沈黙

日本海軍 400時間の証言 第三回 戦犯裁判 第二の戦争


太平洋戦争の開戦の鍵を握ったと言われる

大日本国帝国海軍の軍令部にいた戦争経験者が

戦後35年が経ってから11年間にわたり

「反省会」をして仲間内で語り合ったそうです。


録音されたテープがあり、

当時の様子を70代80代になった方々からのお話を

当時の映像とともに放送されていました。



「特攻はあってはならない! 100%死ぬやり方だ!」

自分の体を兵器にして体当たりなのです。

5000人以上の若者たちが特攻で亡くなったそうです。



特攻隊の動きを見る役割の方がおられたようで、

この方も涙を流しながらお話して下さっていました。

特攻の人の本心は、

「やめてくれないか!

 もう死ぬのは自分だけでいいから

 これで終わりにしてくれ!」


と、言っているように思うと。。。



反省会での皆さんが共通して言われていたことがありました。

   “やましき沈黙”



「間違っていると思っていても、そうは発言できない。
 組織の空気に流されていく。」


「空気には勝てない。
 いくら心の中で『反対だ!』と思っていても言えない。」


「思っていても口には出せないことがあった」と、
 家族に言い残された方もいらっしゃったようです。



思っていても言えない。

NOが言えない。イヤだと言えない。



今の私たちが生活する中で、

仕事をしていく中で、

人と関わりながら生きていると、

こういう気持ちを誰もが経験したことがあると思います。


「子育て」でも、

‘大切な自分’を守るために、

『イヤだ!と言える子どもを育てる』という大事なことを知っていても、

その場の雰囲気で「イヤだ」とは言わせないような環境を作っていたり、

暴力や罰を与えてしまう人もいます。

これはもうやめないといけない。



そして、イヤだと言えないことは連鎖するようにも思えます。

家庭の中でも、

「本当はお母さんはイヤだと思っているにちがいないのに、
 なんでお父さんの言うことを聞くのだろう」

と、子どもが思うようにならないためにも、

やましき沈黙はやめ、

まず大人が思っていることは話して自分を守っていかないと 

子どもたちには伝わりません。



“無駄なことは何もない”と言います。

戦争で亡くなられた方の大切な命を無駄にしないために、

私は自分にできることは精一杯やっていきたいとまた改めて思い、

「イヤだ」と言っても良いことを

子どもたちに伝えていきたいと思いました。





忌野清志郎さんの生みのお母さんが

最初に結婚された方が戦死されているのですが、

戦場にいるお母さんの愛する大切な人への気持ちを

書いた手紙などを「徹子の部屋」で紹介されていたことがあります。

(こちらのYou tubeで少しだけ紹介されています)



私は戦死者のお墓に年に一度参る程度で、

戦争を経験された人からのお話などを聞く機会もなかったのですが、

テレビより当事者の方のお話を聞いたり、残された物を見ると、

「この時この人はどんな気持ちだっただろう。」と考えると涙があふれ出てきます。


「戦争の恐ろしさ」や「イヤだと言えないことの恐ろしさ」から、

教えてくれることがたくさんありました。


ホノカなキモチ「込められた想い」より


Commented by tomato at 2009-09-09 16:02 x
本当に深いお話です。
KYという言葉が最近流行りましたが、世の中にあふれていますよね。
私もわが子には、気持ちを自由に表現できる人になってもらいたい
と言う思いが強いです。
自分がそうできず、苦しかったので、子供に同じ思いをさせたくないです。
抱っこ法に出会い、緊張の強い息子も、徐々にほぐれ
自分の気持ちを話せるようになりました。
そして、よく泣き・よく笑い・よく怒りと、子供らしい表現ができるようになってきました。
その一方で、幼稚園では「自分の気持ちを我慢できない弱い子、もっと強くなってほしい。」と先生に批判されることもあり
幼稚園に行きたがらず泣いている息子の話を、抱っこしながら聞いている途中で
「大丈夫ですから!!」と無理やり引き離されてしまうこともあります。
子供のマイナス感情?は、聞かない・認めない、というのが幼稚園なのでしょうか?
親としては、子供を守るのに必死になっているところです。
先生にも、ぜひ気づいてもらいたいと思い手紙などを書いてますが
なかなか難しいですね。
親の私だけは、どんなときも子供の味方に徹していきたいです。
Commented by オレンジ at 2009-09-09 18:12 x
tomatoさんへ

息子さんが幼稚園に行きたがらないようでしたら行かない方がいいでしょうね。tomatoさんと一緒に居たいのではないかなと思いました。
そんな気持ちを幼稚園で出してくれていたのですね。

>先生にも、ぜひ気づいてもらいたいと思い手紙などを書いてますが

マイナス感情を受け止められない人に受け止めてもらおうとするのは大変難しいので、「幼稚園の先生はこんな人」と、子どもさんに教えてあげる方が良いかもしれないですね。そのためにも子どもさんの心の中を安心感でいっぱいにしてあげていると引き離されても大丈夫だと思いますよ(^_^)


Commented by tomato at 2009-09-10 12:16 x
アドバイス、ありがとうございます。
そうですよね、あまりにも行きたくないと荒れてしまうときは
休ませるようにしています。
不思議なことに次の日には、ケロっとして登園したりするので
休ませることも必要なんだなと、思います。

オレンジさんの言われるように、先生に変わってもらうのは、難しそうです。
先生自体が自分を表現できない方なのかな、我慢をたくさんしてみえるのかな?とも思っています。

「先生は僕のことぜんぜんわかってない。話を聞いてくれない。先生は怒ってばっかりで、僕を悪い子だって思ってる」と子供から話がでることもあり、どう対応していいのか、いつも困ります。
先生の悪口にならないよう、「こんな人なんだよ」と話すのは、難しい~・・・。
現在は共感しながら「先生、勘違いしてるね、ちゃんとわかってほしいね」「○○してほしいって、先生は思ってるんだろうね」とか「先生はやることがたくさんあって、忙しくてみんなの話を全部聞く時間がないだけなんだよ」などと言っていますが。。。
どうはなせば、子供が安心できるでしょうか。。。
幼稚園での出来事は、親からは見えないだけに、非常に気になります。。。
Commented by オレンジ at 2009-09-10 16:51 x
tomatoさんへ

tomatoさんは不安な気持ちになられているのですよね。

こちらはこの記事へのコメント欄になりますので
もし、どちらにもご相談されていないようでしたら、
子育て支援グループ「Peace of mind」HPメールフォームよりご相談して頂いても大丈夫ですのでご利用下さい。
Commented by tomato at 2009-09-11 10:17 x
ありがとうございます。
そうですよね、コメント欄ですものね。
ついつい書きすぎてしまい
失礼いたしました。

悩んで解決の糸口がなかなか見つからないときは
利用させていただきます~。
by tkei-heart | 2009-09-09 15:21 | 大切なこと | Comments(5)